話は5年前、『前者後者論』(9.30付『みんなの「自己肯定感」が満たされる方法」参照)に俄然興味が湧いた私は、意を決して心屋仁之助さんの『beトレ』に毎月通ってみた。
『beトレ』とは、心のあり方トレーニングだ。
読売ホールで行われるそれは、前半は心屋さんのお話で、後半が「公開セッション」だった。
これがとても印象的だった。
会場にいる人の中で希望者が手を上げ、心屋さんが、『じゃあ、そこの赤い服の人」とか言って、たくさんの人の中から1人を当てる。
当てられた人は超ラッキーだ。
マイクを渡され、自分の席から壇上の心屋さんに悩み相談ができるのだ。
ただし、数100人の人に聞かれてしまい、録画もDVDになってしまう(相談者は顔出しなし)のだが、「それは承知」の人たちが、たくさん手を上げていた。
その中で、毎回3人くらい当ててもらえる。
私はすごく頑張って、勢いよく手を上げて「はい!!!」と何回も大きな声を出していたが、一向に当てられなかった。
回を重ねるごとに諦めモードになっていき、しまいには手を上げずに傍観者に徹することにした。
実際、人が受けているセッションを聴いているだけでも、けっこうためになった。
1人のセッションが終わるたび、「すごい!」と感じた。
私の「夫が口をきいてくれません」などという悩みは「小さな悩み」に聞こえてしまうのではないかと思うほど、みんなさまざまな悩みを心屋さんに相談していた。
私は一生懸命、手元が暗い中でメモを取りながら聴いていた。
(メモを見返しても読めないことが大半だったが。。)
何とか自分の問題を解決する糸口が見つからないかと必死だったのだ。
心屋さんは、壇上からマイクを使い、観客席にいる相談者にポツリポツリと質問をしていく。
その質問に法則性があるようだったが、なかなかつかめなかった。
当時の私は、何でも頭で理解しようとしすぎていた。
相談者は、最初は普通に答えているが、途中で何かにハッと気づいて、涙声になる瞬間がだいたいある。
私も、その大切な何かに早く気づきたかった。
だけど、手を上げても、なかなか当てられないし、心屋さんは、もう個人セッションは受け付けていなかったし。。。
そんな中、心屋さんの心のあり方の勉強をするコースを終了した、という知人から、格安でセッションを受けられる機会があった。
セッション会場は、とあるお洒落な喫茶店だった。
そして、私はその内容を残念ながら、全く覚えていない。
あまりピンとこなかったのかもしれない。
例によって大量にメモを取っていたのは覚えているが。。。
だけど、ひとつだけ大いに覚えていることがある。
「あなたはおそらく後者です」と言われたことだ。
えーー??なんで???
根拠は、「この騒がしい喫茶店の中で、会話に集中できている」ということだった。
その知人は、「まわりの音が気になって仕方がない」のだそうだった。
それは、何でもそつなくこなす「前者」の特徴だという。
自分のアンテナが、自然にまわりの会話を拾いまくってしまうらしい。
一方私は、最初こそ、まわりが気になってはいたが、次第に知人との会話以外耳に入らなくなっていたのだ。
私はうすうす感じてはいた。
自分も、もしかしたら一点集中型の「後者」なのではないか、と。
じゃあ、私、空気読めない?
うん、たしかに。。。
「後者」は、空気を読んでいるようで、目の前の人の顔色を読んでいるらしい。
よく会社の先輩に「空気読めないね」と言われていたっけ。
それに、遅刻しないようにするには、大変な労力がいるのは確かだし。。。
「前者」は、時間を守ることはたやすくできるらしい。。。
人に何か言われれば、「言葉通り」に受け取るし。。。それでからかわれることも多かった。
「何でそんなことすぐ信じるの?」と。
私が「癒し系」??
たまに言われたことがあるか。。。「一緒にいるとほっとする」と。
「天然」はしょっちゅう言われていたし。。。
私のふとした一言で、なぜかまわりが大爆笑することもよくあるな。。。
だけど、私、頭が真っ白になる「ホワイトアウト」なんてしないし。。。
でも確かに、最近は、よくボーっとしちゃうかな。。
それに気が向かないことはめっきり出来なくなってきたのはたしかだ。。。
自分が「前者」か「後者」か、すぐにわからない。。。。これも「後者」の特徴らしい。
「前者」は、この理論を聞いてすぐ理解するらしい。
そして、自分は「前者」だとわかるという。
つまり、私たち夫婦は2人とも「後者」ってわけ?
世の中は、「前者」と「後者」の組み合わせが多いらしいのに。。。
「前者」と「後者」がなぜか最初は自然に惹かれ合うらしいのに。。。
「前者」と「後者」なら、「助けたい人」と「助けが必要な人」だから、お互いを尊重できれば、需要と供給が完全にマッチするというのに。。。
そして「前者」と「後者」は、全くタイプが違うから、お互いを理解しようとする姿勢が必須で、それがないと、理解し合えないで苦しむことも多いわけだ。。。
それに新婚から14年間は、私がよく夫を怒っていて、夫が無反応でスルーしていたよね。。。
なのに。。。え?。。。
私たち夫婦は両方とも「後者」?
一点集中型同士。。。?
アンマッチな2人が一緒にいるってこと?
需要と供給ではなく、需要と需要になってしまう。。。?
よく言えば、似たもの同士だが。。。
それも、うすうすわかっていた。
考え方は違うが、性質は似ている。。
そう、私たちは実はすごく似ているのだ。。。!
心屋さんは、「後者」どうしのけなし合いが一番悲惨で目も当てられない、と言っていたっけ。。。
「後者」同士か。。。
助けてもらう側同士か。。。
道理でうまくいかないわけだった。。。
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